2002年に結成されたエモコアバンドの3rd.。哀愁歌謡メロディーと文学的センス漂う日本語詞は健在。華やかでPOPなナンバーやハードコア、インスト曲など針を大きく振りながら、それでもメランコリックな涙もののパンクサウンドをゴリゴリにプレイしている。THE BACK HORN のvo.山田氏とツインボーカルのM-3は、ハマりすぎなほどジャストミートなコラボ曲だ。UNLIMITS の魅力は、もの悲しいのだが、ポジティヴにどんどん前進していく強さ・激しさが、必ず悲哀や孤独を越えて存在している点。胸がしめつけられたり涙が溢れそうになるが、心地よさとピュアな気持ちと強い生命力が根底にある。そして何よりエンドレスでヘビロテしたくなる中毒性。24時間ずっと UNLIMITS の音楽をシャワーのように浴びていたいと思える。それを UNLIMITS ならではの音楽性と言うのなら、このアルバムは 間違いなくバンドのその真骨頂を無限ループで楽しめる。
2012.08.29
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